考えるヒント 自粛は人生を思考して書く時間

私は、三井物産に勤務していた33年の内で、19年間を海外駐在した。

アフリカのナイジェリア(3年半)、中近東のサウジアラビア(8年半)、ベトナム(2年)、ネパール(5年)、すべて家族と一緒であった。

 (私は思わなかったが)厳しいと言われていたこれらの場所の海外駐在であったが、特別の制度があった。それは「静養休暇」の制度だった。

 たとえば、ナイジェリアでは、マラリア予防のキニーネ系のきつい薬を、毎日か、毎週か、服用する必要があり、肝臓に負担を掛けることから、当時は年に1か月間の休みを、海外(主に欧州か日本国内)で取ることができた。

 私は旅行していてもあまり観光旅行には、関心がなかった。私は休暇は、ほぼ毎日、ノートにエッセイを書くことを続けていた。30歳ころからエッセイを書き始めたが、現在までに数千本のエッセイが溜まっている。典型的な週末エッセイストで、空港待たされエッセイストだった。のちにワープロやノートパソコンが手に入り、エッセイは最初、ノートに書き、そしてパソコンで仕上げてきた。

 それらの中から、たくさんの本を出版してきた。海外体験、海外生活のノウハウ、アイデアマラソン関係、子育て・教育関係、定年退職後は、小説も2本書いた。

 www.idea-marathon.com/books/

 (酋長就任体験記は、”商社マンのおもしろ海外生活 商社駐在で酋長になった“です。

 今回のようなコロナの緊急事態宣言が始まる前から、私は昔の「執筆休暇」を復活させた。

毎日約1時間半ほどをエッセイを書いたり、次の本を執筆に当てている。自粛時間は、まさに思考と執筆の時間と考えればよいだろう。

 最近の実績では、10日もあれば、本を1冊分は執筆できる自信がある。30日もあれば、本を4,5冊書けることになる。

 書き方のヒントを説明する。

まず、アイデアマラソンとして、(1)(誰が聞いても)面白い体験、(2)不思議な体験、(3)珍しい体験、(4)誰にも役に立つ体験などのタイトルを、アイデアマラソンの発想としてたくさん書き並べてみよう。

 その上で、エッセイを書き始める。1本のエッセイは1,700字程度に収めよう。大事なのは、書いたエッセイを、誰かに読んでもらうことだ。配偶者は、言葉に容赦はしないだろう。そのコメントは、きついがすごく影響を受ける。子供たちだって、友人だって、読んでくれるかもしれない。恋人には、読ませない方がよいと思うのは老婆心だ。結婚してからの容赦ないコメントを恋人から聞くと、百年の恋も…、となる。研究者には、たまった論文を執筆するチャンスかもしれない。自伝を書いてもよい。SFでも、詩でも小説でも何でも構わない。ストーリーはアイデアマラソンのノートに書くのがコツだ。

 1か月も、毎日執筆を続けていると、当然ながら、溜まってくるが、一番大切なことは、自分の文体が見えてくることだ。自分の文体は、読んでもらって分かってくる。そこが辛いところだ。だけど、一端、自分の文体を手に入れると、生涯使える。

 さあ、この貴重なコロナ自粛は、考えてノートに書く時間、そして執筆の時間として毎日にぴしりと切り目をつけよう。自粛は思考と書き留めの時間だ。

 これの効果は大きい。毎日が終わったとき、小さな充実感を味わうことができる。それがコロナに打ち勝つ気力を造ると思う。

考えるヒント

(1)(人が聞くと)大笑いする話

(2)驚いた話

(3)珍しい話

(4)感動した話

をアイデアマラソンのノートに書こう。

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