考えるヒント 巣ごもり自粛は、親子アイデアマラソンを

私がアイデアマラソンを開始したのは、36年前。家族(ヨメサンと息子たち3人)でサウジアラビアのリヤドに駐在していた時だった。
 毎日1個は考えて書こうと決心して、自分の身の回り、日本から送られてくる限られた雑誌の隅から隅まで眺めて、考える課題を考えた。
開始直後は協力的だったヨメサンも、毎日毎日「何かネタは無いか?」と私が訊ねるのに閉口したようだ。

 当時のサウジアラビアでの勤務時間は、8時から12時までと午後4時から7時まで
だった。猛烈な暑さの昼は、昼寝の時間だったのだろう。私は昼寝があまり上手ではない。昼寝でかえって疲れてしまうこともよくあった。だから午後は、食卓で仕事をしたり、アイデアマラソンを考えたりしていた。(今のテレワークと同じだ)そこに息子たちが国際スクールから戻ってくる。
 外は40度近い高温乾燥で、車のダッシュボードに載せていた生卵が温泉卵になるほどだ。子どもたちは外では遊べない(今の自粛と同じだ)。私たちは自然、テーブルの周りに全員が座って、それぞれ本を読んだり、私とヨメサンが教師になって、毎日、日めくり問題集をさせていた。丸いテーブルを家族で囲む勉強を「円卓の学習」と呼んでいた。
 私たちは、自分の子供たちに小学校1年で常用漢字全部を読めるようにしてい
た。読書を好きにするために。算数は1年生で5年までを済ませていた。毎日積み上げの勝利だった。

 テーブルで、毎日のアイデアマラソンの考える課題、つまりネタに困り、私は、子供たちに宣言した。
「おーい、一緒にアイデアマラソンをやろう。お前たち(小4『あだ名は牛さん
』、小1『あだ名はたぬき』にノートを渡すから」みんなに
ノートを配った。三男『あだ名はネコ』はまだ字を読めないし、書けないし、ヨメサンの膝で絵本を見ている。

私「じゃ、たぬき、お前が何かネタを出すんだ」
たぬき「僕が出すの…、じゃカバン」
私 「ようし、カバンで何か新しいものを考えよう。もう考えた!『尻尾付きのかばん』!ノートに絵も書いておこう。かわいいリスさんの尻尾」
牛さん「ゴミ箱つきのカバン」と、長男もノートに絵を描いた。
たぬき「ひみつのお菓子入れ。ぼくだけしか開けられない」
ヨメサン「トートバッグで、取っ手のボタンを押すと、人形が縁からホイと顔を出すの。どう、良いでしょう。私もノートに書いとこう」とこのように、みんながどんどん出していく。

(1)ノートとペンしか必要がない
(2)日付、発想の分類、発想番号、そして発想の内容と絵を描く
(3)発想を書いたら、絵を描いたら、みんなで見せて、ワーワーキャーキャーと話をする。
(4)「尻尾つきのカバン」と言ったら、「ゾウの鼻つきのカバン」もある。「お魚の尻尾付きのカバン」もOKだ。
(5)詳しいことは、アイデアマラソンのルールに従って進める。
(6)これを毎日1つの課題を、交代で(抗体ではありません!)出して、ノートに書いていけば、緊急事態の終わる5月31日までにそれぞれ数十個の発想が残る。
(7)子供たちが課題を出すのに慣れていなければ、例えば、一日目カバン、二日目椅子、三日目テーブルなどと、身近なものを題として、お父さんか、お母さんが出すのがよいだろう。慣れてきたら、子供たちが題を出す。
(8)こんな親子のアイデアマラソンは、自粛期間だけで終わらせてはもったいない。最高の創造性の親子教室だ。

これが自粛の親子アイデアマラソンだ。

考える課題 
(1)誰かと一緒に進めるアイデアマラソンを考えよう。誰と一緒にするか。親子、夫婦、恋人、友人、隣人、赤の他人など
(2)ライン、ズーム、スカイプを使ったグループでのアイデアマラソンもやってみよう。

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