[四国を知りたい]

東京から愛媛県の宇和島近くの鬼北町への鉄道の旅がドアツードアで11時間半掛かることに驚いたが、私は鉄道旅が大好きなので、まったく気にならない。

ベトナムでも数十時間の旅、インド、南アフリカ、ヨーロッパ全域も、カナダも数日間の鉄道旅行を楽しんだ。飛行機旅でも、去年(2024年)のヨーロッパは、デンマークまでバンコク経由で30時間、帰りはバルセロナからバンコク経由で34時間掛かった。今年(2025年)の米国も、成田―台北―ロスーメドフォードで34時間掛かっている。鉄道旅の11時間は、景色を楽しみ、(スケッチ用)写真をとり、本を読み、ポメラでエッセイを書き、乗客を観察し、お弁当を食べ、考え事をしてノートに書く。そして昼寝すると結構忙しいので、11時間の感じはない。

大人の休日を使うから、新幹線はひかりのみだ。品川からひかりは岡山行きがある。

その意味で東京から終点岡山は行きやすい。私は昔、瀬戸大橋を越えて高松まで行ったことがあった。

それは東京から高松までのブルートレインの寝台列車で、アイデアマラソンを使って、24時間にいくつの発想を出すことができるかをテストしようと日経BP社の編集者とカメラマン、私とアイデアマラソンを実行していた友人の4人であった。

私と友人は無事に夜行列車内で250個の発想を出し、うどんを食べて、帰途は岡山から新幹線に乗った記憶がある。2度目は岡山から高知の幼稚園を2度、訪問したことがあって、四万十川の清流と、細い欄干のない橋をみた覚えがある。愛媛県には今回初めてだった。

それで分かったのは、列車の場合、岡山から愛媛の松山は高知と同じくらいの時間が掛かることだった。

四国の開発の懸案は、一つは新幹線の延長で、岡山から高松経由で徳島へのルート、岡山から高知へのルート、岡山から松山までのルートである。この土讃線と与土線には乗りたかった。期待通りの素晴らしい鉄道旅行となった。

愛媛に入るもう一つのルートははるかに長い。九州に入って、大分県の関崎から愛媛県の佐田岬までのフェリーの旅だ。これは次回にしよう。四国九州ブリッジは、私が生きている間はできないだろう。これは九州と四国と本州を一体化できるプロジェクトとなる。

そこに新幹線を走らせる時代がくれば、日本はさらおもしろくなる。

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