シルバー・アイデアマラソン 1-1(50歳以上を10倍楽しむ方法) 「ながらで1日の時間を増やす研究」

 時間が早すぎる。あっという間に一日が終わり、寝る時には、さっき起きたところなのに「もう寝るんだ」という感触を持つ。特に50歳を過ぎてからは、時間が速度オーバーしてきた。これはやばい。やりたいことが一杯あるのに、早く過ぎていく。

 これに対処する方法を考えた。タイムマシンも、量子力学も、ワープも使わない。私が発明した1日を26時間にする方法をまず説明したい。それは“ながら”である。~しながら~する。これだけで一日を24時間以上に増やすことができる。

 よく考えてみると、ながらをする機会はたくさんある。お風呂で本を読むこともシンプルな「ながら」の一つだ。音楽を聴きながら、コーヒーを飲んで、好きな本を読んでいる。これは三重「ながら」である。電車にのって、音楽聞いて、本を読む。これも典型的な「ながら」である。

勉強しながら、貧乏ゆすりをしているのはながらとはいいがたいが、その貧乏ゆすりで発電して、携帯を充電すれば、立派過ぎるながらになる。

 私達シルバーエイジには、時間は超高速リニアで過ぎていく。何もしなくても1日はあっという間に終わる。「ながら」はまさに、人生の多重化であり、充実を重ねることができる方法だ。

 私の大好きな四重「ながら」は、あれもこれもと、パソコンにダウンロードした数百枚のCDから好きな音楽、時にクラシック、時にイージーリスニングを掛けながら、ミルクのたっぷり入ったネスプレソコーヒーを飲み「ながら」、本を読み「ながら」、ノートに発想を書いていくことだ。更に五重「ながら」は、足元に電動式のペダルマシーンを置いて、足だけをペダルで漕がせることもできる。時に好きな海苔巻きあられや千枚あられをつまんでいると、もうこれは六重「ながら」になる。

 そうすると、“敵さん”が24時間を早く回転させても、私は数時間このながらの体制をとっていれば、1日が30時間にも増やすことができる。

 あなたも、創意と工夫で、あなたのやり方で、1日の数時間を倍増することが可能だろう。

 ただし、重大な問題で考えなければならない場合、「ながら」は当然ながら解除する。思考と行動を一本化して、対処し、問題の解決に注力する。

考えるヒント あなたの「ながら」は何か。それで1日を何時間にしているか?

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