私がアイデアマラソンを考案したのは38歳で、1984年だった。アイデアマラソンを続けてきて、アイデアマラソンの継続実施が実行者にもたらす強力な創造的パワーを理解してもらうために、私は大学での講義、企業での人材開発、研究所での応用などを自ら手を挙げて、実施した。商社の定年前に、私は天啓を受けたように、このアイデアマラソンを広めることが、私の使命だと信じるようになった。1984年以来、現在に至るまで、ずっと継続してきた。
アイデアマラソンの信念では、人に勧める前に自分の継続を絶対に停めないという考えだった。そこで、私はアイデアマラソンについて書き始めた。アイデアマラソンの1冊目の本を出したのは、1992年だった。それ以来、アイデアマラソンについての本を出し始めた。出版される本の中で、アイデアマラソンはどんどん進化し、理論化していった。また既に述べてきたように、アイデアマラソンの様々な効果は、まったく変わらなかった。
アイデアマラソンを海外で実施していたことから、海外でのアイデアマラソンの普及も進めた。今までに、海外では、アイデアマラソンの本は、英語、韓国語、タイ語、中国語、ヒンディ語、ネパール語などで出版されてきた。
しかし、時代はどんどん電子出版の時代に入ってきていることを実感し、2015年ほどから、私は電子出版も開始した。キンドルでの出版である。
これを始めて驚いた。誰でも出版できるのだ。ロングテールの理論のように、アマゾンのキンドルのネットの本棚に並べば、不死の出版が可能となる。
あなたが出版したものは、永遠にアマゾンのキンドルのネットの棚に並べられることになる。小説であれ、エッセイであれ、旅行体験であっても、自伝でも、詩集であれ、写真集であれ、何であっても、出版は可能だ。出版に関わる費用は1銭も不要で、高額の費用を支払う自費出版とは基本的に異なる。電子出版本に、価格を付けていたら、興味を持った人がダウンロードして読んでくれれば読まれたページだけ印税が支払われる。それもかなりの高率の印税だ。
ただ、キンドル出版するには、キンドル版に変換しなければいけないが、私でもできたほどの易しいことであった。
シルバーエイジのあなたが、小説を出しても構わない。エッセイ集であっても良い。夫婦で共著で出すことも可能だ。これは素晴らしい世界だと思う。自由世界の花が咲いている。ベストセラーを出すことも、もちろん可能だ。
さあ、50年間を、退屈どころか、楽しく、にぎやかに過ごすことが可能だと思う。
考えるヒント あなたは何をキンドルで出版したいか?