考えるヒント 100年前から学ばなかったのか

 1918年から1920年まで、3波にわたって、猛威を振るったスペイン風邪で全世界の患者数が5億人、死者は4000万人、日本国内でも40万人の犠牲者(いずれも推定)を体験したにも関わらず、地球人(各国)と日本人は、その後の地球規模の緊急時の対応策も、各国レベルの防疫体制も何も造っていなかった。

自然の脅威をなめていたというか、各国の為政者も国際機関もどう説明するのだろう。

こんな恐ろしい経験を世界がしていたとは、数年前まで知らなかった。

 スペイン風邪のようなパンデミックの恐ろしさは、私たちの小学校の教科書から大学まで通して一貫して教育の中で説明し、次の準備を整える必要があったのに、国を動かす政治家も官僚も、経済界も誰も何も動かなかった。 私たちは当時、その恐ろしさを私たちの義務教育で習っていない!

憲法の第一条として、「日本国民は、常にパンデミックと大災害に対して準備し」と規定すべきではなかったのか?

 昔のパンデミックに関しては、大津波のように「ここまで水が来た」と水位を示すことすらやってきていない。更に国際的取り組みのプアなことも呆れた。国際的な活動は、WHOの今回のコロナ対応で、見通しの悪さ、発表の科学的レベルの低さ、誰でもできる後追いの発表コメントとアドバイスを見ていて、悲しくなった。

 最高の科学レベルと経済発展を遂げた米国のパニックと医療崩壊を見ていても、唖然とした。数十万人が死んでいき、原子力空母が感染者で母港に帰着するような状態。何と人類の科学と経済力の無力さを思い知らされた。

人類の知恵はどこに行ったのだろうかと嘆かわしく感じる人もいるだろう。内戦を続けていたスーダン国内には、人工呼吸器が2台しか無いという。1918パンデミックと比べて、コロナ・パンデミックでは、(現在までのところ)スペイン風邪と較べて患者数や死者数を低く抑えられていると、WHOは自慢するのだろうか?数万人がバタバタ死んでいくのを、「インフルと同じだよ」と言い切る為政者がいるとは。

 新型肺炎のウイルスは、宇宙人の地球攻撃と同じだ。現在が第一波のウイルス宇宙人の攻撃とすれば、第二波、第三波への体制作りを今から始めないと、経済はもっと徹底的に破壊されることになる。

 経済も、技術も、すべて人が動かしているのだ。それらの人が失われていくことで、これから数十年もの影響を受けるかもしれない。何としても、人を失っただけ悲劇がある。そして、少子化が加速する。

 怖く考えれば、ウイルス宇宙人が地球人のDNAの弱点を知って、突然変異を起こし、進化したら、現在用意したワクチンが利かなくなることで、壊滅的打撃を受けることになる。

 日本政府が、世界にも珍しい「ぬるぬるの、ぬるま湯の、コロナ対応」で、自主的自粛を続けて、第一波を乗り越えたと自慢しているとすると、その成功体験が、かえって第二波では命とりになりかねない可能性もある。

 第二波に向けて、ウイルス戦時体制を組み、経済も製造分野、化学分野も、ありとあらゆる医療関係の立て直し、生産計画も、今から始める必要がある。

「経済再生担当大臣」を、「コロナ戦争担当大臣」に切り替える必要がある。

考えるヒント

(1)日本国内で、食料の自給率を上げるにはどうすればよいか?

(2)子どもたち、若者の教育を、オンラインで完璧に進めるためのシステムをつくるにはどうするか?

(3)子どもたちと若者の体力を保持するためには、何ができるか?

(4)高齢者(私も)の健康を安全にたもつための方策は?

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