考えるヒント 子供たちの創造性を伸ばせる!

子どもたちの創造性を向上させる確実な方法は、子どもたちにたくさん質問をして、それらを子どもたちの思考でノートに書きとめることだ。

たくさんと言っても、毎日1つの質問を子どもたちにぶつけて、それで自由に発想し、ノートに書きとめる。できれば絵を描く。これだけだ。時間的には毎日20分だ。これを「キッズ」アイデアマラソンと呼ぶ。

1.学校で

 私は2010年から、都内の小学校の塾で1年から3年まで各50名に、毎日異なった質問を作って、配ってもらった。そしてその質問に応じて思いついたことを子どもたちが好きなようにノートに書きとめる。それに関係した絵を描き加えるのを続けてきた。すごい効果が出ている。発明コンテストにも入賞している。将来が楽しみだ。

 1年365日、土日も休日も、夏休みも、すべて質問は毎日1つ。決まった答えの無い、いくらでも答えを作れる質問ばかりである。学年によってレベルを変えていく、ファンタジー、家族のこと、自然現象、未来のことなど、自由自在。

たとえば、

「ミカンの皮が30個分ある。何に使おう?絵と言葉で書こう」

とか、

「ゴジラが攻めてきたら、あなたは何を持って逃げる?ゴジラの絵も描こう」

というような、質問だ。

 子供たちに考えさせることが「キッズ」の第一目的だが、小学校1年から中学3年まで、9年間に3285個の質問を考えて書いた子供の頭脳は創造的に拡大する。そして、たくさん質問のシャワーを浴びさせることで、たくさんの質問を出すことが可能になる。ちゃんとした質問ができる子供を作るのだ。このちゃんとした質問ができる子供というのは、米国の家庭の両親の子供にどのように育ってほしいかの項目である。

 この「キッズ」の質問は、1年生から3年生までの分を完成させているが、現在4年生から6年生までを作成中である。これには現場の先生方の参加を必要としている。どんどん質問内容が高度に、抽象的に、複雑になっていくからだ。アイデアマラソン研究所は、この1年から3年までの「キッズ」を実施する小学校を2校だけ募集している。

 子供たちに創造性を飛躍的に伸ばしたいと思っている学校があれば、協力していきたい。この簡単な方法は、参加学校が増えると、インターネットで配信して、毎日異なった質問を配ることができる。

 この「キッズ」アイデアマラソンは、現在のカリキュラムに、ほんの少し足すだけで、20年後の日本人全体の創造性を大きく向上させることができると信じている。

2 家庭で

「キッズ」のもう一つの方法は、お父さんとお母さんが、子どもたちに毎日1つの質問を作って考えさせ、書かせ、描かせるというホーム「キッズ」もある。実は、我が家ではこの原型を子どもたちに実施していた。その効果は絶大だ。

3 海外の子供たちのために

 「キッズ」に関しては、海外に生活している学齢期の子供たちが5万人いることから、いずれ私は海外子女教育財団と組んで、海外向けの「キッズ」を開始しようと計画している。

考えるヒント

(1)子どもたちにしてみたいファンタジーの質問を3つ

(2)子どもたちに出したい、面白質問を5つ考えよう。

(考えたら、ぜひともアイデアマラソン研究所に送ってね)

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