考えるヒント アイデアマラソン哲学 6 誰でも哲学的効果が出る仕組み

誰であっても、アイデアマラソンを実行すれば、なぜ哲学を実行していることになるのか?その単純な仕組みを説明したい。

 アイデアマラソンでは、何を考えても良い。考えたことをノートに書く。これを毎日続けるだけだ。毎日考える。考えて、考えて、書き留める。書いたものを見直し、見直すと、また何かを考えて、書き留める。これを数日続けるだけでもすぐに一つのことに気がつく。

「何を考えるのかを考えることが大事だ。考えるテーマを考え付けば、そのテーマについて脳はその人の環境、生活、知識、経験に応じて考え始める。必要とあれば勉強や専門家との相談で補える」

 アイデアマラソンは毎日考えて書くのであって、たまたま思いついたら書くのではない。何を考えてもよいから考えるということがまず哲学的ではないか

 考えることを毎日白紙の状態(スクラッチの状態)から、考えなければならない。これがすごい点だ。

 また考えるテーマを毎日考えることは、メタ思考であり、メタ思考は自分の思考を達観した立場の思考レベルであるから、より哲学的な思考となる。アイデアマラソンは、毎日まずこのメタ思考で始まるのだ。

 何を考えても良いというベースで、考えるテーマを毎日考えるというのを実行している限り、脳の思考連鎖促進は、より早く広くなる。1つの課題(テーマ)をメタ思考で見つけて、それを50件からの発想に拡げることこともある。1つの課題で、哲学的な連鎖反応思考が毎日起こる。その状況を補足するのが自分でやる気になっている勉強や知識欲であり、種々の本を読むことになる。

 様々な本や勉強で、そのテーマについて読む際も、まずは自分の考えられることを考えて書いていることから、新しく書物で見つけた知識を、自分の考えたものと比較・連結することが可能となる。まず自分の中に、小さな思考の核を作り、その核と世界に流布し入手可能な様々な知識との比較から、更に新しいものを創り上げる。これがアイデアマラソンのプロセスだ。

 これを毎日行い、メタ思考の毎日継続実施は、脳をどんどんアクティブにしていく。毎日のメタ思考のトレーニングで、発想が必要とされる会議、話し合い、付き合い、相談などで、多くの発想、適宜の発想が出やすくなる。これは誰がやっても、その人の個性に応じて発想が出てくるようになる。発想が出たらまた必ず書き留めておこう。メタ思考の特徴の一つが集中力の養成もある。

 「思考のための思考を書き留めること」これがすべての人の本来の思考の力を引き出す方法なのだ。誰がアイデアマラソンを実行しても、毎日やる限り、「思考の思考の書き留め」となる。私はこれが哲学的な実践となると考えている。

 今、考えるテーマが自分の瞼の前にぶら下がっていて、考えなくてもそのテーマで考えることができるなんて、理想的な思考環境にあるのだが、そんな理想的な環境にあっても書き留めないと解決もしないし、物は動かないし、よくならない。

考えるヒント

(1)考えるテーマを5つ考えて書いてみよう。

(2)(1)で出た5つの考えるテーマの一つから、10個の発想を考えて書いてみよう

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