津波の根本的対策は防潮堤ではない

2023年10月9日の早朝の鳥島近海での地震で生じた津波は、ボートが2隻転覆しただけで、他の被害が無かったのは何よりです。ほっとしました。

海岸にお住いの方々は、心底心配されたと思います。

私は建築設計の阿部寧さんが、著された「階上都市」津波被災地域を救う街づくりを読み、未来の日本の海岸建築は、高層ビルにして、津波が押し寄せても、その建物の下の部分を潜り抜ける特別な設計の建物にともに住み、一戸建ての建物を建設することを控えるべきだと思います。

数十年に一度でも、何メートル、十メートルもの津波が押し寄せてくる度に、多数の命を奪われ、建物を流され、悲しい思いをされるのは、私たちも、本当に辛い思いです。海岸で住むかぎり、一戸建ての建物は、やはりいつか津波の被害に遭うという宿命なのでしょうか?それ以上に、人命は取り返しのつかないものです。

 ぜひとも阿部寧さんの、上記の著書「階上都市(三和書籍)をお読みいただき、ご検討ください。阿部さんは、彼のライフワークとして、この階上都市を提案されています。高層ビルは、その土台部分に十分な強度を持ち、津波を下ですり抜けさせることができます。人々は、津波警報が出たら、建物の上階へ逃げればよいのです。遠くの山に、高台に逃げる必要はありません。特に高齢者には絶望的になる逃避は、この階上に逃げる方法で防げます。世界で初めての高い津波に打ち勝つことができるのです。

 また、今年は各地で河川の氾濫で洪水が発生して、多数の住宅がながされてしまいました。ハザードマップで示された通りの洪水の水位を見ると、ハザードマップの場所に同じ一戸建ての住宅を建てるよりも、この階上住宅のコンセプトからハザードマップの最高水位の上まで高床にして、その上に家を建てていけば、洪水にも対処できるというのが、阿部さんのコンセプトです。この対策は津波よりも若干容易に対処できると思われます。

 世界の気候が変わったために、大雨による河川の氾濫は、これからも毎年起こる可能性があり、住宅を建てられる場合は、ぜひとも、その危険水位を超えたところまで、頑丈な高床式を取り入れられれば、危険は容易に回避できると阿部さんは説明されています。

多少の費用が高くなっても、安心と安全には代えられないと思います。

阿部寧さんを支持する思いから、このブログを書いています。ご関心をお持ちのかたは、ご連絡ください。阿部さんをご紹介します。

樋口健夫 博士 知識科学

アイデアマラソン研究所

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