シルバー・アイデアマラソン 13(50歳以上を10倍楽しむ方法)子孫に永久保存してもらえる自伝を

自伝を書く。これはとっても痛快だ。自伝は荘厳に死に面して書けば悲壮感があるが、これから50年間生きようとする時間のゆとりがあれば、楽しく書き留めることができる。これも自伝だ。

 ただ、自伝を書いて、誰も読んでくれないというのは非常に悲しい。自伝を書いて、絶対に子孫にいつまでも読んでもらえるポイントは、自分が知っている限りの先祖を書き留めることだ。両親に留まらず、自分の知っている限りの昔を書くことだ。祖父母、祖父母の話していた先祖のこと、その昔、~の出身だなど、子孫は知りたがる。

 祖父母の両親などのエピソードは、小刻みにして自伝の各所にちりばめよう。更にはるかな先祖の話。それらは自伝の中の花だ。

 形式に捕らわれないで、書き進めよう。自分の名前で始まる自伝、面白く書くのは最高だ。自分がどれだけそそっかしいか、おっちょこちょいか、書けば書くほど、子孫が親しみを持ってくれる。

 自分の配偶者との出会い、その時の最初のプレゼント、手を握った場所など、一度は読んでもらえるだろう。初めから終わりまでの成功体験ばかりを並べるのは、もう一つ不興を買うかもしれない。

 小さいときからの様々なエピソードを、まずアイデアマラソンノートに書きとめて、面白さを基準に、退屈な部分を間に挟んで書いていく。山があれば谷がある。そして美しい小川に花が咲いていると、すらすらと自伝を書いていこう。

 自伝を書いたら、同年代、あるいはそれ以上の年配の人に読んでもらおう。「そういえば、こんなことあったね」とお墨付きをもらうと、もっと書く気がでてくる。

 50年以上も生きてきたのだから、エピソードはたくさんある。私の基準ではエピソードは誰にでも1年に6つあるという。まずはエピソードのタイトルを思い出して書きとめることから始めよう。

 それらを時間軸で、調整して、書き始める。一つのエピソードを400字程度に抑えつつ、書き留めれば、1冊の本に仕上げることも可能だ。個人情報に注意すれば、キンドルで出版することすら可能だ。

 自分の自伝がキンドルの読み放題で出版されて、未来永劫、自分が死んだ後でも、読まれるというのはすごいことだ。

 自分の失敗はいくらでも書こう。他人の悪口、失敗、嫌味は避けよう。悪口、嫌味が書いてあると、自伝は、良くて読まれずに放置、悪ければ捨てられる。

考えるヒント まずは、自分のエピソードのタイトルを10件書こう。そして、更に20件思い出そう。次いで、30件考えだそう。その60件の内で、30件を実際の自伝に書けば良い。

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