考えるヒント アイデアマラソン哲学 4 実行ルールは極めて簡単

1.1冊のノートを入手する。私がお勧めするのは、A5サイズのファイルノート(ルーズリーフ)だ。

どんなノートでも構わないが、アイデアマラソンでは、考えて書きとめられていく発想がどんどん増えていく。1冊のノートが終われば、次のノートを開く。その時に大切なことは、アイデアマラソンのノートのバックアップを取ることだ。どこかに忘れたり、紛れ込んだり、間違って捨てられたり、火事、水害と考えたら、ノートは一瞬にして無くなったり、破損してしまう可能性がある。

では、なぜルーズリーフが優れているというのだろうか?それは、ルーズリーフだと紙面だけを外して、縦型スキャナーでさっとスキャンしてPDF化して、バックアップを取れるからだ。ほかの仕事をしていても、自動的にスキャンしてバックアップが完成する。これは本当にすごい。

更にルーズリーフの紙質が非常によい。私はマルマンのルーズリーフを35年間500冊のノートで使ってきた。頁数にして6万枚以上になる。もともと王子製紙の紙から作られたマルマンのリフィル用紙は、中性紙で35年間経ったあとも、まったく変色腐敗していない。実際に35年前の白紙を現在使ったが問題無かった。

2.領域を限定せずに、毎日、何かを発想し、それを日付とともにノートに書きとめる。

考える内容は、極めて緩い定義で、探索課題の分類の章で詳しく書くが、発明でも、商品の工夫でも、改良でも、ソフトでもコンセプトでも何でも構わない。

面白いと思ったエッセイネタでも、社会の問題でも、家族の中の問題でも、笑えるジョークでも、良いのだ。疑問点も、課題も、ペンディングも、問題もすべて発想扱いしてよい。家族や友達と相談し、相談されて答えを出すことも発想となる。人間関係を改善させる方法も、新しいネットワークを作ることも発想になる。

計画も、企画も、夢も、期待も何でも構わない。小説のネタも筋も良い。こうしてできる限りの分野を思いきり拡げて、連想を利かして、考えて行く。

一つの課題に出会ったら、課題を見つけたら、その課題を徹底的に考えて深掘りしていく。広く考え、更に考え、集中して、できる限り、その思考を書き留め続けていく。書き留めたものをレビューして、フィードバックして更に発想していく。これがアイデアマラソン哲学のプロセスなのだ。発想というストックをつくるフローそのものがアイデアマラソンである。

3. できるだけ絵を描く

 以前は、パソコンの弱点は絵を描きにくいということだった。パソコンを立ち上げる時間、そしてマウスや専用入力パッドなどを考えると非常に手間がかかり、肝心の頭の中に浮かんだ発想の可視化のイメージが消えてしまう。

それほど時間が掛かった。おまけに頭は、他のことも考える。絵を描く場合、ノートは楽だ。今も、さっとノートを拡げて、描き入れればよい。

思いついたら、さっと絵を描いていたのはトーマス・エジソンだ。発明王エジソンは、まさにノートに絵を描き留める達人だった。

エジソンは、自分の研究所の中に大きな机を3か所に置いていた。一つは研究所の入り口を入って右側の部屋、もう一つは化学の実験室、もう一つは世界中から集めた様々な材料、素材を置いている部屋だった。

 エジソンは、これらの机に向かって、ほぼ毎日ノートに思い付きを書き留め続けた。エジソンの標準ノートサイズは、ほぼA5と同じサイズで、他のサイズのノートと合わせて、研究所では五千冊のノートが残っている。

 私はニュージャージー州のウエストオレンジにあるエジソン歴史博物館(元のエジソンの研究所)を訪問して、特別許可をもらって、エジソンのノートを閲覧した。

 エジソンの思考方法は、自分の机に座りノートを拡げ考え始めて、頭の中に何かを思いつくと、その絵をノートにさっと描き留めた。日付と、その絵の簡単な説明を加えて、ノートの新しい頁を開く。これを繰り返していた。

 2回目の訪問の際に、特に電話機に関してのノートを見たいと頼んでいた。鉛筆とノートのリフィルと、デジカメだけが持ち込みを許された。

地下の大金庫から運ばれてきたA5サイズのノートには、当時グラハムベルに先を越された電話への執念から、1年ほどの間に、300個から400個ほど、電話機のイメージ図をノートに描き入れている。一日に数十個のイメージ図を描き入れることもよくあった。

エジソンは、アイデアマラソンを実行していたし、立派な哲学者だったと考えている。

考えるヒント

(1)哲学を学ぶことは、どのようにすればよいかとお考えでしょうか?それを思ったように書いてみよう。

(2)哲学を実行することは、どうすればよいかを考えて、書いてみよう。アイデアマラソン哲学に限らない。自由に考え自由に書いてみよう。

お願い:アイデアマラソン哲学に賛同されるなら、いいねのボタンを押してください。コメントでも構いません。

0 like

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です