最後に、もっとも従来の哲学的な課題が、人生の課題である。
仕事や生活で過ぎ去っていく日々は、急流の河川と同じだ。その流れの一瞬をとらえることは、余程の意識を持たないとできないことだ。
人生の課題には、まず生と死の問題。生命の神秘から誕生。そして親の愛情を受けて人として成長していく自分。その中での葛藤や希望そして青春と考えることと悩むことには事欠かない。
何のために生きているのか、生きていくのか。なぜ自分は孤独なのか、自分が何を社会に残せるか?
人を愛すること、そして家族が生まれて子供を愛すること。すべて人生の課題となる。
それらの課題も、年齢とともにどんどん変わっていく。その変化する思いを書きとめること。それが人生の哲学なのだ。期待も悩みもすべて書き留めておこう。そして一緒に生活している家族と話をしよう。
アイデアマラソンを36年続けてきた私も、人生の後半はアイデアマラソンで様々なことを書き留めてきたが、前半の38歳までは、もっと考え、もっと書き留めることができたと思っている。
「何のために書き留めたかって?」それは未来の自分が読むためでもあった。人生の課題は、すべてアイデアマラソン哲学の課題である。
考えるヒント
自分の人生の課題を考えよう。自分の人生を書き留めよう。昔を思い出して書きとめよう。未来を思い浮かべて、書き留めておこう。