考えるヒント アイデアマラソン哲学 27 あなたの創造的関心事を作れ

創造的関心事(Creative Interest)とはエール大学のジョナサン・フェインシュタイン教授から直接教えてもらった言葉だ。

 歴史の偉人たち、発明家たちが、自分の人生を通して、数十年間、関心を持ち続け、その関心分野の発明・発見をした。

例えば、

エジソン                 電信、電話、電気、電池、電球、映画、蓄音機等々

 アインシュタイン     光、電磁波、宇宙、引力、時間

 ノーベル                 爆薬、ダイナマイト

など、偉大な発明家や科学者は、誰もが数十年間研究を続ける項目を大事に持ち続けてきたのだ。

 エジソンは、小学校を卒業していないが、母親から学び、自分でも独学で電信について学び、ファラデーの著書を自分で実験して電気を学び、発電機、変圧器、電球、電池などを次々に発明していた。彼はこれらの分野はすべて自分の発明の庭だと思っていた。

 発明は一夜にしてならず。数十年間の関心、勉強、継続、研究の賜物であることが多い。

 私の創造的関心分野は、「人の能力開発」と言うことにしている。38歳の時に開始したアイデアマラソン発想システムは、まさにすべての人の能力を全開することができる一つの手段だと信じているからだ。そして、この創造的関心分野に絶対の自信を持っているので、私は世界中で話をしてきた。

 日本国内はもちろん、米国にも欧州にも、中東にも、アイデアマラソンを続けている友人たち(ほとんどが教授たち)が増えてきている。

 アイデアマラソンは、彼らが自分の研究を続けていくために、とても便利な発想ツールであり、これらの教授たちは、自分の学生たちにも伝えている。

 アイデアマラソンのノートに書いたアイデアで、論文を書いたり、発明をしたりすることが楽になる。便利になるのだ。

 人生に、創造的関心事を持つことは強い。それが何であっても構わない。数十年間関心を持ち、資料を収集し、実験を続け、関係のある本や論文や記事を読みふける。これでどんどんその分野を知り尽くしていく。どんなに狭い分野でも数十年研究を続ければ、そこに見つけるものがある。

 だから、「あなたの創造的関心分野は何か」と言われたら答えられるようにしよう。自分の大学の時の専攻でも、関心事でも思い出し、あるいは特定の作家を研究することも創造的関心分野だ。

 若い頃から「創造的関心分野」を見つけることができれば本当に幸せだが、年をとってからでも構わない。創造的関心分野は知的集中的な趣味と思えばよい。私の場合、創造性の関係の学会には自分のポケットマネーをはたいて訪問してきた。

 コロナのワクチンが完成すれば、世界中を飛び回るのを再開する。

考えるヒント あなたが30年間研究したいと思う項目を2つ考えること

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